「さあ、英語をやるぞ」と意気込んで大型書店の英語コーナーに行ったものの、どれを選んでいいのかわからない・・・という経験はありませんか?
英語の参考書は巷に溢れるほどあり、次々と新しいものが出版されて続けています。また、一口に英語学習書と言っても、単語帳、英文法書、長文読解、英会話etc.といろいろあります。いったいどれをやったらいいのかと悩んでしまいますよね。
最近では、文法より会話重視の傾向がありますが、それでもやはり英語をきちんと理解するには文法力が必要です。今回は、数ある中から昔も今もベストセラーに選ばれ続けている、英文法のまとめに相応しい3冊をご紹介します。
【おすすめ英文法書】
(1)総合英語Forest 7th Edition
まず「英文法の辞書」といえばこれです。
単語にも辞書が必要なように、文法にも文法書が必要です。辞書にも用例・解説はでていますが、専用の文法書にはかないません。
『総合英語Forest』は、全ページカラーで非常に見やすいのが特徴です。解説がていねいで分かりやすく、イラストや例文も豊富。高校レベルまでの文法理解はこれで十分で、英語を学びなしている社会人からも人気があります。様々な文法書に精通する専門家の間でも、非常に評判のいい本です。
ただし注意したいのが、これは「読む」本ではなく、辞書のように「引く」本だという点です。わからない英語表現に出会ったら、その都度索引から引いて調べるというのが効率的です。英語の基礎力がある人向けとなります。
英語が右も左も分からないという人は、まずは下のような問題集で基礎固めをするといいかもしれません。
『高校英文法をひとつひとつわかりやすく。: CDつき (高校ひとつひとつわかりやすく)』
(2)Next Stage英文法・語法問題―入試英語頻出ポイント218の征服
次に、辞書だけでは本当に覚えたかの確認ができませんから、問題集が必要になります。大学受験の文法対策には何といってもこの本です。
この問題集のすごいところは、文法だけでないところ。「文法」「語法」「イディオム」「会話表現」「単語・語い」「アクセント・発音」と幅広くカバーしており、英語の総合力をつけるのにちょうどいい一冊です。また、「会話表現」「アクセント・発音」を収録した音声CDもついており、大学入試を控える学習者には必須アイテムといえそうです。
分厚いですが、やる価値は十分にあります。これをやっておくと、受験だけでなく英語全般の知識が広がる感じがするでしょう。まさに高校英語の基礎固めといった本です。理想は高校2年生くらいから少しずつ始めて、受験までに2~3周したいところです。もちろん、英語を学びなおしたい大人の方も十分満足できる内容だと思います。
(3)大学入試ベストポイント英語頻出問題740 (桐原書店即戦ゼミシリーズ)
Next Stageに似ていますが、こちらは受験に絞った問題です。過去の大学入試で出題されたものが多く載っています。いわゆる「英頻」は難易度別にシリーズが3部あります。こちらは一番ベーシックなものですが、この手の問題集を初めてやるという人には向いているでしょう。難易度の高い大学を目指す人は、『大学入試New基礎英語頻出問題総演習 (即戦ゼミ (8))』や、『大学入試英語頻出問題総演習 (即戦ゼミ) 最新六訂版』にもぜひ挑戦してみましょう。
【まとめ】
これらの参考書は英語学習の要となる内容ばかりですので、大学生~社会人で英語が必要になってからでも活躍してくれるはずです。高校英語の基礎固めにぜひ役立ててください。