英語勉強法の大辞典

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海外で働くのに必要なIELTS。試験内容とリスニングの対策方法を教えます

 最近耳にすることも増えてきたIELTS(アイエルツ)試験ですが、まだまだ内容について良く知らない人も多いかと思います。

 IELTSとはInternational English Language Testing Systemの略で、IELTS公式HPによると、「IELTS試験とはイギリス、カナダ、オーストラリアへの留学や、英語圏への移住申請に最適なテストで、世界各国の教育機関で採用されているIELTS。世界で活躍するための国際免許証です。」とあります。

 わかりやすく説明すると、海外の大学に入りたい、永住したい、仕事に就きたいなど海外で何かをする時に、それぞれIELTSの何バンドスコア以上の英語スコアが必要という規定が国や内容によってあります。

 今回はIELTSの概要とリスニング勉強法について紹介します。



IELTSは海外で働くために必要

 
 例えばオーストラリアに住んでいてそこで看護師として働きたいと思った際、看護師として働く場合のIELTSのバンドスコアが6.5以上必要という決まりがあれば、そのスコアが無ければ働けないということになります。つまり6.5以上を取得しなければいけません。

 そのバンドスコアは大学に入る、永住するなど、それぞれの目的や国で異なるので、自分がしたいことに必要なIELTSは何バンドスコアなのかを知り、それに向けて勉強をするということになります。

 これをTOEICに置き換えると、日本では○○会社に入るにはTOEIC800点以上の方という採用規定があった場合TOEIC800以上を採る実力が必要になります。
このように海外ではTOEICではなくIELTSで英語力を計っているのです。

 IELTSは0~9のバンドスコアに分かれており、聞く、読む、書く、話す、の4つの英語力の試験がありますが、全てのバンドスコアが同時に規定に達しないとIELTSの結果としては有効になりません。

 つまり、どれかの項目だけ優れているもしくは一つだけが満たされてないということではその結果は規定に達していないということになります。

 求められているスコアが6だった場合、3つの項目が9採れたとしても、1つの項目が6未満であれば、この結果は規定に達していないということになります。
 
 どれだけ優れた項目があったとしても苦手な分野がスコアを満たさなければ、毎回同時にスコアを満たすまで受け続けなければなりません。満たなかったスコアだけを再受験ということはできませんので、全てがギリギリのスコアしか採れずに、毎回点数差がある場合は同時にスコアを満たすのは中々難しいと言えます。

IELTSに必要な英語力は高い

 IELTSの問題は非常に難しく、英語力も必要ですが、全て読まなくても問題が解けなければいけない速読と読解力、そしてコツが必要となります。

 IELTSの結果は2年間有効となりますので、1度取得すれば2年間はそのスコアを使用することができますので、もし目的が変ったとしても期間内は同じスコアを提示することができます。

 しかし、最初の目的のスコアが6とした場合、その時点で6以上を取得していても、次の目的がスコア7を要求していて、7に満たない場合は再度受験しなければいけません。

 もし目的が変わる可能性があるのであれば最初から高いスコアを狙った勉強をする必要がありますのでご注意ください。

 IELTSの試験はTOEICや英検よりも高いレベルが必要とされているため、スコアが低い人にとっては勉強内容すら難しすぎる場合があります。最初からIELTSを志すのは難しく挫折してしまうこともありますので、ある程度はTOEICや英検で勉強していた方がいい場合もあり、自分のレベルに合った勉強の仕方が必要となります。

IELTSのテストはライティング、スピーキング、リーディング、リスニングの4つの問題で構成されています。

 まずは通常の資格試験の勉強と同様に単語・基礎文法・リスニングの勉強から始めていきます。この辺りはTOEICも英検も同じでどの資格勉強にも必要な基礎となります。その基礎が出来上がったあとに、IELTSの勉強の仕方というものを研究して、苦手を克服していくような学習方法をお勧めします。

 そして基礎が出来上がったあとにするIELTSの勉強方法をお伝えしたいと思います。
 その中でも今回は特にリスニングをメインにご紹介します。

IELTSリスニング対策のポイントは英語の訛りを理解すること

 英語のリスニングといっても、英語にはイギリス英語とアメリカ英語とありますが、残念ながらIELTSのリスニング問題に多いのは、日本人の得意なアメリカ英語ではなくイギリス英語です。イギリス英語とアメリカ英語では単語も違えば発音や間の開け方、スペルなど様々な違いがあります。

そして更に苦手とする人が多い、訛りのあるオーストラリア英語の問題も出てきますので、オーストラリア英語に慣れておくことも重要です。

IELTSのテストはイギリスやカナダ、オーストラリアで優遇されることも多いため、IELTSの勉強をする目的がその国々に行くことであれば、IELTSの勉強としてだけでなく、今後住んだ時にも活用されることになるので、将来を考えての勉強と思ってもいいかと思います。

 さて、出てくる言語がわかったところで、どのようにイギリス英語、オーストラリア英語を勉強したらいいのかと悩む方もいるかもしれません。

 まずはイギリス英語に慣れるということから、イギリス英語・オーストラリア英語の映画を見るのも一つです。

 イギリス英語の場合は言わずと知れたハリーポッターやノッティングヒルの恋人など有名作品がたくさんあるので、気軽に耳にできると思います。
 オーストラリア英語の場合には中々映画作品がなく難しいですが、プリシアという映画は聞いたこともない方も多いかもしれませんが、ニューヨークのブロードウェイでも人気を誇るミュージカル作品で、オカマの話なので笑えるシーンも多く見やすい映画です。また、Australiaという映画も日本でも流行したので見やすい映画かと思われます。

 映画で言語に慣れてきたら実際のリスニング問題を解いてみましょう。IELTS用のリスニング問題集で勉強されてみてください。問題形式にも慣れることでIELTSのリスニングの弱点などが見えてきたり、コツがつかめてきたりします。

 特にベストとされる問題集はCambridgeの問題集です。

 その理由としてIELTSの問題作成に関わっているのがCambridgeということもあり、IELTSに出そうな問題や傾向対策が分かり、勉強しやすくなります。

 基礎も応用も終わったらIELTSの公式問題集を解いてみましょう。実際に出る形式で解いてみると、時間配分の問題やスピードなど違う問題点が出てくると思いますので、どの配分で解くかなど自分の解きやすいペースや配分を決めることが必要不可欠となってきます。
 
 リスニング問題は会話や講義などの形式がありますが、内容としては生活として身近な予約や交渉などの問題もあれば、授業のような内容など難しい問題などさまざまなジャンルの内容が出題されますので、あらゆる問題に対応できる英語力がIELTSのリスニングには必要となります。