英語勉強法の大辞典

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海外の大学を卒業する難しさとは?海外大学の常識と注意すべき点まとめ

<海外留学の最初のハードル>

海外留学をする際にまずぶつかることの1つに、Academic Yearがあります。アカデミックイヤーとは日本語で言うと学年度になります。

日本で4月から年度が始まるように、アメリカやイギリスなどでは9月から翌年5月頃までの約9ヵ月間を、オーストラリアやニュージーランドでは2月からの約9ヵ月間が学年度になっています。そのため海外留学する人の時期がバラバラになっています。



生活の方も日本とは全く異なるのでとまどうことが多いと思いますが、勉学の方も、まず勉強する以前にぶつかることが多いです。コース(course)やクラス(class)とは大学や大学院にて履修する科目のことを指しますが、大学や大学院になると、どのコースを履修するか決めて、登録する(registering for the course)までに、苦労することやとまどうことも多いです。各学期(semester)の最初の2-3週間はたいていどの授業も見学できます。見学の際に、どのような配分で評価されるか、がわかります。例えば「試験が35%、実習レポート(practical report)が3本で30%、final report(最終レポート)が20%、口頭発表(oral presentation)が10%、ディベートが5%」、などと示され、合計すると100%になります。

オンライン・ディベートやエクスカーションなどもオプションにあがることもあります。指導する先生や科目の性質により配分が異なってきます。

日本人はここで興味がある科目の内容にのみ焦点を置きがちですが、特に欧米の学生は冷静に高い点数が取れそうか、つまりプレゼンが上手な人はプレゼンの割合が多い科目を重視し、書くことが得意な人はレポートの割合が高い科目、本番に強いタイプは試験の割合が高い科目、というように客観的に分析し、コストパフォーマンスが高い科目を選ぶ傾向があります。

せっかく留学しているのですから学びたい科目や学びたい先生の授業を取るのは当然だとは思いますが、日本人の多くが苦手とするオーラルプレゼンテーション(口頭発表)やディベートの配分が高い科目や、時間制限のある中で大量の英文を書くことが求められる試験の割合が高い科目を選ぶことは避けた方が良いでしょう。

さて、欧米の大学のなかにはどの科目においても必ず「Plagiarismは禁止である」と言われました。Plagiarismは盗作のことで、他人の論文や報告書などの全部または一部を、引用(citation)を示すことをせず、そのまま自分のものと書き写して無断で使うことを指します。

日本の大学ではあまり厳しく指導しない場合が多いのですが、欧米では課題(assignment)に取り組む際に注意すべきこととして「Plagiarismを行ったら本大学では退学処分を取る。自分が取り組んだ課題を他人に盗まれ写されてしまったという言葉もよく聞くが、仕上げた課題を盗用されないようにきちんと管理するのも学生の責任である」と厳しく言われることもあります。

 なぜそんなことを学期の初めに言うのか、と思われるかもしれませんが、これはこれから始まる厳しい留学生活の戦いの部分の幕開けを示しています。1学期に複数の異なる科目を履修し、厳しい勉強についていかなければならない状況では、期日までに仕上げるために目の前にある文献をつい丸写ししたくもなります。特に英語力が不足しているうちは、自分の言葉に書き換えるのも一苦労です。

しかしながら、せっかく苦労して入学した大学を、Plagiarismのために退学になったらもったいないので、自分のアイディアと他人のアイディアには常に線引きを厳しくしておくことが大切です。