英語勉強法の大辞典

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イギリスの学校と日本の学校の授業方法、教育方針の違い。イギリスから学ぶべきところと日本流をキープすべきところ

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よく「日本の教育は詰め込み教育だ、西欧に学ぶべきだ」とよく耳にしますが、私は必ずしもそうではないと感じています。
確かに日本の教育に問題点はありますが、イギリスの教育にも問題点はあります。
そこで今回は私が感じた授業方法の主な違いをまとめていきます。



私はファウンデーションコースからの参加ですので、ここではあくまで授業法についてその経験からまとめていきます。

1)イギリスの授業は”参加型”の授業

日本人は発言力に乏しい、とよく聞きませんか。
私もいろいろな要素が加わってそういった結果になっていると思います。
その要素の一つは「慣れていない」からだと思います。
イギリスの授業では、積極的に発言する機会や、課題ではプレゼンなどもあります。
イギリスの教師も参加型の授業を心掛けているのか、初めのほうのセッションでは「君たちの国とイギリスの授業方法の違い、それは君たちが発言をしなければイギリスの授業は進まないということだ」と結論づけておりました。
日本ですと、教師が黒板にノートを書いて、説明をする、たまに生徒に質問したり教科書を音読するように頼んだりといった具合ですね。
しかしイギリスですと、教師は常に質問をします。
そして生徒はスピードを競うようにして答えます。
また、先に述べましたように課題ではプレゼンがあり、設定されたグループにて集まり準備をし、クラスメイトの前で発表をします。
きちんとしたプレゼンではなく、与えられた内容についてリサーチをし、3分間クラスメイトの前でスピーチしたりもしました。
こういった発言型の授業をこなしていく中で、発言力を養っているのだと思います。

しかしこの授業方式は、生徒がためらわずに発言するから成り立っているのだと思います。
日本ですと、発言する人が限られてしまいそうな気がします…
ですが課題でプレゼンやディスカッションを取り入れたり、スピーチでは引っ込み思案な私もためらいなく参加できてよかったです。

2)”ゆとり”といえど理系は比較的強い

私もゆとり世代ですが、理系科目でひけをとった記憶はございません(笑)
イギリスでは数学のレベルが低いと問題になっているそうです。
中国から教師を雇って、数学教師を含め、国全体のレベルを引き上げようという政策が進められているそうです。
ちなみにこちらにきて知ったのですが、海外の国では数学では計算機を使うのが常識だそうですね。
私の周りで計算機を使わない人は全然見かけませんでした。
他にも、化学や生物では計算の絡んだ問題はあまり出ません。
出たとしても日本の問題でいうと、基礎の基礎レベルといったところです。
その分説明問題などは簡単だとは言えませんが…

個人的に、数学や生物、化学はある程度”詰め込み”が必要な科目だと考えています。
基本的な知識や、同じ計算問題の繰り返しなど、日本の教育のほうが適しているともとらえることができると思います。
しかし確かに生徒が授業に飽きてしまってはよくないので、そういった意味でディスカッションやプレゼンを交えた授業が好ましいのかもしれないです。

3)日本人の我慢強さ

日本では、化学の原子表やイオン化傾向、数学では様々な公式を覚えなければなりませんが、イギリスではテスト時にすべて情報が与えられます。
数学では一通り公式の載ったプリントを配られましたし、化学では原子表やイオン化傾向の記載された紙を配られます。
私の化学の教師が言っておりましたが、5,60年前までは日本のようにすべて暗記してテストに臨んでいたそうです。
しかしそれが変わり、今ではそういった情報は覚えなくてよいということになったのだそうです。

集中力、我慢強さを養うといった意味では日本の教育のほうが適していると思います。
実際、私のクラスメイトと日本の友人を比較してみると、一つのことに我慢強く望む姿勢といった意味では日本人のほうが上だと感じています。
人にもよるかとは思いますが、計算機なしでイライラしながらも数学をこなしてきた、原子表やイオン化傾向を根気強く覚えてきた賜物だと思います。


以上、私が感じる主な授業方法の違いでした。
西欧に学ぶべきところもあるかもしれませんが、日本流をキープすべき部分ももちろんあると思います。
時代が進むにつれて教育も変わってきていますが、日本人に適した、よりよいものになっていくとよいですね。