英語勉強法の大辞典

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英語というパズル。どうすればパズルは解けるのか?日本語と英語の構造を比較して見えてくるものとは

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日本の英語教育も時代が進むにつれて変わってきていますね。
最近では小学生のころから英語に触れる子供も多いようです。

しかし今でも「日本人は英語を話せない」というイメージをぬぐえずにいます。
そこで今回は、なぜ日本人は英語を話せないのか、という理由の一つを、"日本語"と"英語"とを比較し、そのうえでいくつか解決法を提案したいと思います。



よく「日本人は英語の読み書きはできるが、英語で会話をすることができない」なんて聞きませんか。
実際、筆者もその事実に間違いはないように思います。
そしてそれはワールドスタンダードからすると、驚くべき事実なのだと知りました。
サウジアラビアの友人も日本の主要都市であっても英語を話せる人は多くはない、という事実に「先進国なのに!?」と驚いておりました。


ペーパーテストはできるのに!?

イギリスに住んでみて思うのですが、アラブ系の国の人々やインド人、香港の人や中国人は、日本人と比較すればはるかに会話能力に長けているように思います。
しかし一転、大学での英語のペーパーテストでは日本人のほうが点数が高い、なんてことがざらに起こるのです。
その理由として考えられることを一つ挙げると、

文法が日本語と大きく異なるので、頭の中で言葉のパズルをするのに時間がかかる。
しかしテスト中は書きながらなのでパズルを解決することができ、点数に繋がる、ということだと思います。

結論をいつ言うか

日本語

日本語の文法はマイノリティで、多くの言語と全く違う文法構造を得ています。
例えば、日本語では「私はあなたが好きだ」と、主語、目的語、動詞、といったように、必ず文の最後に動詞がきますよね。
それに対して英語では「I like you」と、主語、動詞、目的語、というように、主語の後に動詞がきます。
中国語でも動詞は主語の後にくるそうです。

日本人はなんとなく、物事をズバッと言い切ってしまうのをためらっているのかもしれません。
前置きをつらつらと述べ、やっと結論を出す、といったようなふうです。
とても思慮深くて美しい言葉だと思います。

英語

それに対して、英語では結論を先に明らかにします。
先の例文「I like you」を使うのであれば、「私は好きだ!」と結論を初めに伝えるのです。
「私は好きだ!」と言ったうえで、…誰が?という目的語にたどり着きます。「you」ですね。
何を思っているかが明白に伝わり、気持ちのいい言葉ですね。

他の例文も見てみましょう。
・I watched(saw) a movie yesterday.

ここでも同じように結論が先にきます。
「私は見た!」そしてその後に「何を?」…「a movie」といった感じです。
ちなみに映画を見るときの「watch」と「see」の使い分けですが、人によって異なるようです(笑)。
オーストラリア人の友人に聞くと、「seeは使わない。映画にはwatchを使う。」と言っていましたが、「seeというと映画館に行って見たって感じがする。watchって言うと家でDVDで見たのかな、と感じる。」という声も。
国によっても人によってもニュアンスは異なってくるようです。

つまり…

つまり、日本語と文の構造が違うことによって、どう単語を並べればよいのか、と頭の中でパズルする、そして会話が流れて話すタイミングを失う、話せない、ということなんだと思います。
「頭の中で英語を考えているうちはまだダメ」と、どこかで耳にした言葉ですが、本当にその通りなんだと思います。
文法構造を考えながら話すのではなく、感覚的に「私は好きだ!」何が?「猫が!」といった流れを意識してみるのもよいかもしれません。

効果的だと思われる解決法

英語の感覚を取り入れようと、何度も何度も例文などを口に出してみる。
:例文を口にするときは、英語的感覚を意識するためリズムを意識してみてください。

I like youであれば、I like ○ you.です。(○=1間)
I watched a movieであれば、I watched ○ a movie.です。


最後に、英会話に関しては感覚を養うことは大切だと思うのですが、ペーパーテストに関してはまた違うように考えます。
ペーパーテストではじっくり文法構造を考えることも必要かと思います。